サイレントチップ
衝撃吸収性に優れた材質で、通路や床材として最適。用途に合わせて成型できます。
製品特徴
- リサイクル商品。
- 衝撃吸収に優れている。
- 歩行時の騒音を解消できる。
- 透水性に優れた商品。
- ノンスリップ機能がある。
- 多用途の成型商品がある。
- 耐摩擦性がアスファルトより在り多目的用途が可能。
- ※従来製品に比べ表面処理を2段階特殊処理により
耐久性を従来製品より約1.5倍以上アップさせました。
1. はじめに
近年、経済の発展と共に年々増え続ける使用済みタイヤの処理が、
大きな社会問題となっており、さまざまな再利用の方法が、模索されております。
そしてその40%が燃料として利用されていますが、大気汚染、環境への
影響が懸念されています。
サイレントチップは、使用済みタイヤを粉砕したゴムチップを独自の加工技術
によって、素材特性を変えずにリサイクル利用しています。
サイレントチップの関連製品群には一部、エコマークの表示が認められるなど
環境への影響を配慮した製品として、自然環境の保全にも大いに役立っています。
従来、公園や歩道(橋)などの屋外の施設は、鉄やコンクリートなどで造られた
構造物が主流ですが、近年、環境への配慮、利用者の保護などの視点が新たに
クローズアップされるようになりました。
2. ゴム弾性舗装剤 サイレントチップ・マットタイプの特性
サイレントチップ・マットタイプはタイヤの持つ耐候性、耐久性、
ゴムの持つ弾力性等の特性により、ノンスリップ、防音、
身体への影響の軽減等の効果をもちます。子供、お年寄りが転びやすい施設での安全性向上、ソフトな歩行感覚、湿潤時においても滑りにくい特性を持っています。
従来のコンクリートの上からゴムをかぶせるという現場
施工タイプの工法と異なり、施工性、デザイン性、補修性などにおいても、工場成形したサイレントチップ・マットタイプを
コンクリートに接着剤で貼り付ける簡単施工のため、カラー、
デザインの自由度や補修時の一部分だけの取り替えが
可能なほか、施工手間もかかりにくい特性があります。
3. ゴム弾性舗装剤の種類
- 【1】御使用済みタイヤのリサイクルゴムチップを使用した成型品。
- 使用済みタイヤをチップ状に粉砕したゴムチップに着色し、樹脂でかためプレス成形したもの。
- 【2】カラーゴムチップを使用した成形品。
- EPDM等のゴムをカラー仕上げし、樹脂でかためプレス成形したもの。
- 【3】現場施工タイプ
- 現場にゴムチップを持ち込み、攪拌機にて樹脂と混合し、モルタル舗装の要領で施工する。
4. 使用済みタイヤゴムチップ成形品とカラーゴムチップ成形品の違い
使用済みタイヤゴムチップ | カラーゴムチップ | |
---|---|---|
着色方法 | チップの表面に着色 | 内面、表面ともにチップ製造時に着色 |
引張強さ | カラーゴムチップに比べ強い | タイヤゴムチップに比べ弱い |
価格 | カラーゴムチップに比べ安い | タイヤゴムチップに比べ高い |
耐摩耗性 | カラーゴムチップに比べ強い | タイヤゴムチップに比べ弱い |
5. 現場施工タイプと形成品の違い
成形品 | 現場施工 | |
---|---|---|
施工性 | 【1】工場成形型の為製品のばらつきが 少なく安定。 |
【1】バッチ施工の為施工ムラができやすい。 |
【2】現場での施工が安易。 | 【2】舗装機械等、大がかりな機器が必要。 | |
【3】施工後の養生期間が短い。 | 【3】施工後養生期間が長く、特に冬季は 硬化養生が難しい。 |
|
【4】端部処理に手間がかかる。 | 【4】細部の施工がしやすい。 | |
使用時 | 【1】適度なクッション性を持つ。 | 【1】施工ムラにより硬い所と柔らかい 所があり耐ヒール性に劣る所も出る 可能性がある。 |
【2】降雨時に製品間の目地が 水の水路になり排水が早い。 |
【2】排水に問題がある場合がある。 特に屋上の場合には、施工前に排水を 考える必要がある。 |
|
【3】工場で製造した形成品の為、 薄くても強度がある。 |
【3】強度をもたす為には最低厚さ 25mm以上が必要。それ以下では 半年から1年で補強が必要な場合がある。 |
|
メンテナンス | 【1】補修が必要な場合は、 部分的補修が安易。 |
【1】補修の場合は 大がかりな装置が必要。 |
【2】下地と接着には目的にあった 接着剤を選べるのでメンテナンス にかかる費用は少ない。 |
【2】下地処理なしで施工した場合には、 荷重の変化(人の歩行、車両の通行)により、 境界面より剥離が早い。 |
|
【3】補修サイクルが長く費用は安い。 | 【3】補修サイクルが短く費用が高い。 |
6. サイレントチップ・マットタイプと
他の使用済みタイヤゴムチップを使用した成形品との違い
サイレントチップ・マットタイプはプレス成形後表面を アクリルウレタン樹脂で、表面コーティング仕上げしている為、表面は色落ちしにくく、プールサイドでの使用に関しても 着色料が表面に上がり水着に付着する懸念もなく、プールの消毒用に使用する次亜鉛素酸ナトリウム液での 耐劣化性も試験済みです。